歯を残す精密歯周病治療
こんなお悩みありませんか?
歯周病のセルフチェック
思いあたる症状をチェックしましょう!
□家族、他人に「口がクサイ」といわれたことがある、口臭が気になる
□起床時、口の中がネバネバして気持ち悪い
□歯磨きの時に毎回出血する
□歯肉が赤く、腫れている気がする
□歯茎が下がり、歯が長くなったようにみえる
□歯茎を押すと痛みがある、出血、膿がみられる
□食事後、歯と歯の間に食べ物が詰まることが多い
□歯が浮いているような違和感がある
□以前と比べて、歯並びが変わったように思える
□歯がゆらゆらと揺れているような気がする
・1つも当てはまらない場合
歯周病のリスクは限りなく低いですが、自覚症状のないままに進行する病気のため、年に1回は歯科検診を受けるようにしましょう。
・1~3個当てはまる場合
歯周病の可能性があります。
なるべく早めに歯科医院を受診しましょう。
・4~5個当てはまる場合
中等度以上に歯周病が進行していることもあります。抜歯にならないためにも、早めの受診がおすすめです。
・6個以上当てはまる場合
放置すれば、そのまま歯が抜け落ちてしまいます。早急に歯科医院を受診してください。
歯周病とは?
歯周病とは?
歯を大切に守りたい歯周病
知っておきたいこと
厚生労働省の調査によると、30代以上の成人の3人に2人は、歯周病にかかっていると判明しています。歯周病に大切なのは、第一に予防です。また、自覚症状が現れにくい病気のため、早期発見、早期治療が重要です。
今回は、歯周病とはいったいどんな病気なのか、詳しく解説していきます。
近年は、歯周病専門の歯科医院もあります。重度の歯周病のため、他の歯科医院で抜歯といわれたケースでも、歯周病専門の歯科医院であれば、歯を残せる可能性も高めることができます。
歯周病専門の歯科医院では、最先端の歯周再生治療を活かし、歯茎(歯肉)と歯槽骨と呼ばれる歯を支える骨の再生手術など、難しい治療の提供も行っています。
当院(東京渋谷区代官山T-SITE内の歯を残すことを追求した精密歯周病治療専門)の得意とする治療には、エムドゲイン、GTR法といった骨を作る再生療法、悪い組織を切除する切除療法、歯肉の移植などがあり、さまざまな治療法の中から患者さまに合った歯周病治療を選択できます。
手術に恐怖心のある患者さまには、薬を使用したものなど、痛みの少ない歯周内科もご提案しています。全ての治療には、メリット・デメリットがありますので、そういったことも踏まえながら、患者さまに寄り添う治療を提供いたします。
歯周病ってどんな病気?
(原因・進行過程)
歯周病は良く耳にする病気の1つですが、どんな病気なのか、詳しく知らない患者さまも多くいらっしゃいます。歯周病とは粘膜(歯茎)のみ炎症している歯肉炎と歯肉炎をそのまま放置すると歯を支える骨(歯槽骨)までに影響が出る歯周炎の2つを総称して歯周病と呼びます。主に細菌の感染による炎症が原因で起こるもので、長い期間炎症したままにしておくと、細菌が歯茎の奥に入り込み、身体の防御反応で細菌を避けようとして歯槽骨(歯を支えている骨)が減ってしまう病気です。
主な要因は、お手入れ不足です。歯肉溝と呼ばれる歯と歯肉の間に食べカスなどが長く停滞すると、多くの細菌が繁殖し炎症を引き起こし、出血します。赤くなったり、腫れたりすることもありますが、痛みはなく、初期の段階で気がつくのは難しいことです。
歯周病が進行すると膿が出たり、歯がグラグラと揺れるようになり、重症化することで抜歯を余儀なくされます。
歯周病のセルフチェック
思いあたる症状をチェックしましょう!
□家族、他人に「口がクサイ」といわれたことがある、口臭が気になる
□起床時、口の中がネバネバして気持ち悪い
□歯磨きの時に毎回出血する
□歯肉が赤く、腫れている気がする
□歯茎が下がり、歯が長くなったようにみえる
□歯茎を押すと痛みがある、出血、膿がみられる
□食事後、歯と歯の間に食べ物が詰まることが多い
□歯が浮いているような違和感がある
□以前と比べて、歯並びが変わったように思える
□歯がゆらゆらと揺れているような気がする
・1つも当てはまらない場合
歯周病のリスクは限りなく低いですが、自覚症状のないままに進行する病気のため、年に1回は歯科検診を受けるようにしましょう。
・1~3個当てはまる場合
歯周病の可能性があります。
なるべく早めに歯科医院を受診しましょう。
・4~5個当てはまる場合
中等度以上に歯周病が進行していることもあります。抜歯にならないためにも、早めの受診がおすすめです。
・6個以上当てはまる場合
放置すれば、そのまま歯が抜け落ちてしまいます。早急に歯科医院を受診してください。
歯周病の進行過程
-
健康な状態
歯と歯茎の間にある隙間は、約1~3mmです。
-
歯肉炎
歯周病の前段階である「歯肉炎」になっています。
歯周病の原因となる歯垢(プラーク)を放置していると、歯茎に炎症が起き始めます。
-
歯周炎(軽度)
歯肉炎が進行し、軽度の「歯周炎」になっています。
歯周病菌が少しずつ、歯周組織に侵入している段階です。
歯槽骨や歯根膜にも細菌が広がり、どんどん歯周病が進行します。 -
歯周炎(中度)
炎症が広がり、歯槽骨の半分が破壊されると、中度の「歯周炎」となります。
このくらいになると、歯が少しゆらゆらと揺れるのを感じることもあります。 -
歯周炎(重度)
さらに炎症が広がると、歯がグラグラと揺れ、痛みが生じることもあります。
重度の「歯周炎」になると、抜歯をせざるを得ないことも出てきますので、なるべく早めの受診がおすすめです。
歯周病の原因
口腔内には、300~700もの細菌が常在しています。
“細菌”とはいいますが、私たちの口腔内に細菌があるのは当たり前のことで、悪いことばかりではありません。
しかし、日々のお手入れが不十分であったり、甘いものを多く摂ったりする生活が続くと、細菌が粘着性物質を作り、歯の表面に付着します。
これをバイオフィルムといいます。
バイオフィルムはネバネバとしていて、口をゆすいだくらいでは落とせません。
抗菌薬も跳ね返してしまうので、薬のみでの治療も難しいです。
バイオフィルムの中には多くの細菌が住んでいます。1ミリグラムの歯垢の中に、約10億個もの細菌がいるといわれているくらいです。その細菌は、虫歯菌、歯周病菌が非常に多いため、歯垢こそが虫歯、歯周病の原因といわれています。
歯周病は、この細菌の影響による、炎症性疾患です。
歯肉への炎症は、歯槽骨を減らし、やがて、歯を失う怖い病気です。
つまり、このバイオフィルムの除去が、虫歯予防・歯周病予防の大きなカギとなります。
歯周病を進行させる因子
下記に当てはまる方は、歯周病になりやすい、または歯周病にかかった時に進行が早い傾向にあります。歯科健診を定期的に受けるなど、早期の治療、歯周病予防を行ってください。
① 糖尿病の方
② 喫煙習慣のある方
③ 歯ぎしり、食いしばり、噛み締めといったクセのある方
④ 不適合な義歯、被せものがある方
⑤ 食生活のバランスが崩れている方
⑥ ストレス過多になっている方
⑦ 骨粗鬆症やホルモン異常などの全身疾患がみられる方
⑧ 長期的に服用しているお薬がある方
⑨ 一部の歯が欠損している方
※歯がある部分への負担が増加し、歯周病が部分的に進行しやすくなる
⑩ 両親ともに早くから入れ歯である方
⑪ 口呼吸のクセがある方
⑫ 免疫抑制剤を飲んでいる方、免疫低下がみられる方
歯周病の進行過程
第1段階「歯周病のない健康な歯肉」
- 淡いピンク色の歯肉
- 歯と歯の間に歯肉が入り、ハリ・弾力がある
- 歯肉が引き締まっている
- 歯磨きの際に出血はみられない
第2段階「歯肉炎」
- 赤みのある歯肉
- 歯と歯の間の歯肉が丸く膨らんでいる状態
- 歯磨きの際に血が交じる
- 歯と歯肉との間に歯垢が溜まり、炎症を引き起こす
第3段階「歯周炎」
- 赤紫色の歯肉
- 歯と接している歯肉に腫れがみられる
- 歯磨きの最中に出血する
- 歯と歯の間が広がり、食事の際に食べ物が詰まりやすくなる
- 歯肉が下がって、歯が長くなったように見える
- 歯周ポケットが深くなり、歯を支える歯槽骨が溶けていく
歯周病って治るの?
歯周病は「不治の病」といわれていた時代は終わり、今は、予防も治療も可能な病気です。 大切なのは、日々のお手入れや歯科検診による予防、そして正しく適切な診断と治療です。 歯周病治療は、近年急速に進歩しています。適切な治療を受ければ、健康を取り戻すことができるのです。 先程も紹介した通り、歯周病の最も大きな原因は「バイオフィルム」です。 このバイオフィルムを貯めないこと、増やさないことがとても重要です。 そのためには、以下の4つのポイントを必ず押さえてください。
② 歯肉の中にまで入り込んだ歯石を除去し、歯根の表面を滑らかにし、細菌を徹底的に清掃・除去しましょう。
③ 歯肉や骨を治療し、健康に近い歯肉にすることが大切です。
④ 歯の寿命を延ばすためにも、歯科衛生士によるクリーニングなどのメンテナンスを定期的に受診してください。
歯周病治療の「2つの種類」とは?
菌に対するアプローチとは?
歯周病の直接的な原因となる細菌へのアプローチは、大きく分けて2つあります。
1つ目は、「細菌の付着しにくい口腔内を維持すること」です。そして、もう1つは「歯肉の中に入り込んだ細菌を徹底的に除去すること」です。
この2つのアプローチについて、詳しく解説していきます。
① 細菌の付着しにくい口腔内を維持すること
細菌は唾液に流されないように、ザラザラしたところ、凹凸のあるところを求めて付着します。
ザラザラとしたところというのは、歯です。清掃の行き届いている歯はツルツルとしていて、細菌が付着しにくいですが、歯石のついた歯はザラザラしていて、細菌が付着しやすくなっています。
歯石というのは、歯垢が長く留まることで硬くなったものです。歯医者さんで「歯石を取る」クリーニングを受けたことのある人も多いと思います。これは、歯石自体を取ることというよりは、歯石に細菌が付着しないようにするために行われるものです。
また、凹凸のあるところというのは、銀歯やプラスチックの詰め物があるところを指します。
詰め物と歯との間に凹凸があると、細菌が入り込みやすくなります。
この凹凸をなくす処置をすることによって、細菌の付着しにくい口腔内をつくることができます。
また、歯並びの悪さも1つの要因になります。
歯並びが悪いと歯と歯に凹凸が生まれ、上手くブラッシングがしにくくなります。必要に応じて、歯列矯正をご提案させていただくこともあります。
「細菌の付着しにくい口腔内環境」は、歯周病の進行具合によっても処置が変わってきます。既に歯周病が進行している方は、徹底的に環境改善が必要になります。
② 歯肉の中に入り込んだ細菌を徹底的に除去すること
歯肉の溝は、細菌の入り込みやすい場所です。良く歯周ポケットという言葉を耳にすると思いますが、このポケットが深い人ほど細菌に冒されやすい環境といえます。歯周病治療では、この歯周ポケットを浅くしていくことが大切です。
具体的には、歯肉の中に入り込んだ細菌を徹底的に除去することで、歯周ポケットを浅くすることができます。
歯肉の中の菌を除去することを「SRP」や「歯肉縁上のデブライドメント」といいます。これが歯周病のメインとなる治療法です。
しかし、歯茎の溝の中は目視できるものではないため、私たちも手探りで菌の除去に努めます。また、歯茎の溝の中には硬くなった歯石も含まれるので、時間や手間がかかります。
清掃にあたり、少々痛みの出る処置となるため、患者さまへの負担になることもあります。しかし、治療後は非常に口の中がスッキリしますので、どうか苦しい治療を乗り越えてください。
SRP後は、歯磨きの時に出血しない、起床時に口の中のネバつきがないと感動を覚える患者さまも多くいらっしゃいます。
噛む力に対するアプローチとは?
歯周病により歯槽骨が溶けると、「噛む力」を失ってしまうこともあります。その場合には、「噛む力」に耐えられるように補強するための治療を行っていきます。
具体的には、ブリッジ、入れ歯、インプラントといった選択肢があります。重要なのは、「他の健康な歯に負担をかけないようにすること」です。
ただし、歯に負担のない選択をしようと思うと、制限も多くなってきます。例えば、保険適用外の治療になるなどです。
患者さまのご都合、ご要望もありますので、さまざまな選択肢をご提案させていただき、一緒に最善の治療を考えていきましょう。
尚、この「噛む力」に対するアプローチは、患者さま1人1人で取り組み方が大きく変わります。全く必要のない患者さまもいれば、全体的なコントロールが必要になる患者さまもいらっしゃいます。処置の必要性についてなど、詳しくご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。
歯周病治療
正しいブラッシング
口腔内を健やかに保つには、毎日の歯磨き習慣がとても大切です。
歯科衛生士の指導のもと、正しい歯磨きの方法を身につけて実践していただきます。
スケーリング
スケーリングとは、スケーラーと呼ばれる専用の器具を使い、歯石を除去する治療です。
患者さま自身では除去しきれない汚れを徹底的に清掃します。
デブライドメント
デブライドメントとは、歯垢(プラーク)を徹底的に除去するもので、スケーリングとは目的が異なります。
歯周外科手術
歯周ポケットの溝が奥深く、スケーリング・デブライドメントの行き届かないところに行う治療です。
具体的には、歯肉を切開し、歯根にこびりついた歯垢、歯石を完全に除去していきます。
レーザー治療
歯周病は、「歯垢」や「歯石」を丁寧に取り除くことが重要です。
レーザーは、光や熱を利用して、口腔内の歯垢、歯石内の細菌を死滅させる治療です。
歯茎の再生治療
歯周病が進行すると、歯茎が下がり、歯が長くなったようにみえます。
この審美性の問題を解決するのが、再生治療です。
骨の再生治療
歯周病は、歯を支える骨を溶かす病気です。
その「歯槽骨」が溶けた部分に自家骨や人工骨を使って、骨を再生するのがこの治療法です。
エムドゲイン(歯周組織再生療法)
エムドゲインゲルと呼ばれる薬剤を使用して、歯周病によって溶かされた歯槽骨、歯根膜を再生する治療法です。
GTR(歯周組織再生誘導法)
メンブレンと呼ばれる人口膜を使い、歯周病によって溶かされた歯槽骨、歯根膜の再生を促進する治療法です。
歯牙移植・歯根分割術
奥歯の1番奥に生える“親知らず”を抜歯し、失った部分に移植する治療法です。
歯根分割術は、歯周病にかかった歯根のみを抜き、使える歯根を保存する治療法のことです。
歯周外科治療②
なぜ歯周外科手術が必要なのか?
歯周病菌の温床である歯垢(プラーク)、歯石の除去が、歯周病の治療には欠かせません。
まずは、プラークコントロール、スケーリング、ルートプレーニングといった“歯周基本治療”を行い、徹底的に原因菌の除去を行います。
歯の表面部分に付着する歯垢、歯石は歯周ポケットの中に専用器具を入れ、手探りで丁寧に除去していきます。しかし、深すぎる溝の場合は器具が届かないため、除去するのが困難になります。
歯肉や歯槽骨の破壊まで進行した重度の歯周病の場合は、歯周基本治療で取り切れなかった歯垢、歯石の除去のため、歯周外科治療(フラップ手術など)を行うこともあります。
フラップ手術とは?
フラップ手術とは、歯肉剥離掻把術ともいわれます。
歯周ポケットが深くなり、歯垢・歯石が完全に除去できなかった場合、炎症が治まらなかった場合などに行う歯周外科治療です。フラップ手術とは、歯肉剥離掻把術ともいわれます。
歯周ポケットが深くなり、歯垢・歯石が完全に除去できなかった場合、炎症が治まらなかった場合などに行う歯周外科治療です。
まず、深い歯周ポケット内を清掃できるように、歯肉を切開します。
部分的に開いた部分から、深部に付着している歯石、感染組織を徹底的に切除していきます。
歯肉の切開をすることで、歯科医は病巣を目視で確認することができるため、正確性が増します。歯垢、歯石の除去はもちろんのこと、炎症により溶かされた歯槽骨の形態も整えることができます。
もちろん術後は、処置後にもとに戻して縫合します。
歯周組織を健やかに保つために必要な手術となります。
まず、深い歯周ポケット内を清掃できるように、歯肉を切開します。
部分的に開いた部分から、深部に付着している歯石、感染組織を徹底的に切除していきます。
歯肉の切開をすることで、歯科医は病巣を目視で確認することができるため、正確性が増します。歯垢、歯石の除去はもちろんのこと、炎症により溶かされた歯槽骨の形態も整えることができます。
もちろん術後は、処置後にもとに戻して縫合します。
歯周組織を健やかに保つために必要な手術となります。
歯周病の進行による骨の吸収
歯周病による骨の吸収には、2つのパターンがあります。
1つは、垂直性の骨の吸収で、すり鉢状に外側より溶かされていきます。
もう1つは、水平性の骨の吸収で、真っ直ぐ平らに上から溶かされていきます。
患部の位置にもよりますが、歯周病は進行すると、主に垂直性の骨吸収となります。
この場合、既に歯周ポケットが深くなっているため、歯周外科手術を採用し、歯肉を切開して、目視で歯垢、歯石を取り除いていきます。
一方、水平性の骨吸収の場合は、歯周基本治療でも歯垢、歯石を除去することができます。
歯周組織の再生治療とは?
歯周病は、歯肉の炎症から始まります。
初期段階は、痛みもありませんが、重度の歯周病になると、抜歯になるケースもあります。また、そのまま放置すると歯が揺らぎ、抜け落ちてしまうこともある怖い病気です。また、従来の歯周病治療では、歯槽骨が溶け出すと元通りにはならないといわれていました。
しかし、「歯周組織再生療法」であれば、抜歯を回避できる可能性があります。
今回はこの「歯周組織再生療法」について、詳しくご説明させていただきます。
歯周組織再生療法とは?
歯肉や骨を支える歯槽骨といった歯周組織を回復させる方法で、抜歯をせず、歯を残せる可能性を追求できる治療法です。
歯肉切除術
歯肉切除術は、深い歯周ポケットを浅くするための歯周外科手術です。
主に歯周病に適した治療法ですが、歯肉増殖症の方にも行われます。
歯周ポケットを浅くすることにより、プラークコントロールが行いやすくなり、炎症している部分を改善させます。
ただし、歯肉を切開するこの手術は、審美性の問題や知覚過敏の問題もあり、近年はあまり適用されていない方法でもあります。
現在は主に歯周組織再生療法(エムドゲイン法、GTR法)やフラップ手術を提案させていただきます。症例によっては、歯肉切除術をご提案させていただくケースもございます。
歯周病への取り組み
歯周病治療の様子
当院(東京渋谷区代官山T-SITE内の歯を残すことを追求した精密歯周病治療専門)の歯周病の改善については、徹底的な診査のもと、治療計画をおつくりしています。
精密検査や患者さまの口腔内の状態、症状、ご希望を伺った上で、問題を解決する方法を知識、経験、技術、実績をもって作成します。
また、中度~重度の歯周病と診断できる症例では、以下の8つの項目に注意して治療を進めてまいります。
1.歯石除去やクリーニングの研ぎすまされた技術
歯石の除去は、歯科医・歯科衛生士の経験の差が大きく出る分野です。
当院(東京渋谷区代官山T-SITE内の歯を残すことを追求した精密歯周病治療専門)は、歯周病治療を専門に行う歯科医、また、しっかりとトレーニングを受けた歯科衛生士が常勤しているため、徹底的に歯石を除去いたします。
歯周ポケットの深い部分の作業は、肉眼で見えにくい部分となるため、腕が問われます。手探りで徹底的に清掃できるよう、訓練を要します。実際、歯石の取り残しについては、熟練の歯科医・歯科衛生士とそうでない人を比べると、大きな差が生まれるとエビデンスがあります。
2.極力歯を削らない、細やかで精度の高い「う蝕修復治療」
歯は削ると2度と元に戻りません。そのため、削る部分は歯科用顕微鏡を用いて、慎重に診査していきます。また、できるだけ人工物、天然歯の両方が細菌の温床とならないように、段差のない充填、修復に努めています。
3.多種多様な最先端機材を駆使して行う精度の高い精密根管治療
当院(東京渋谷区代官山T-SITE内の歯を残すことを追求した精密歯周病治療専門)は、最新のマイクロスコープを導入しています。
また、感染物の除去には、ニッケルチタン製形状記憶合金で根管の拡大をします。
根管内洗浄、充填システムについても、立体的な3Dを用いて診査し、最新の機材と深い知識をもって、丁寧に根管治療を行っていきます。
当院(東京渋谷区代官山T-SITE内の歯を残すことを追求した精密歯周病治療専門)の根管治療は、保険診療・自費診療に問わず、全症例においてラバーダム防湿を行っています。徹底的に他への感染を排除することにより、根尖の再発を予防します。
4.上下顎の健全な生活に欠かせない顎関節の適正な位置補正
全ての歯科治療のゴールは、しっかり咬ませて、機能させることです。
患部の治療のみならず、上下顎のジョイントとなる顎関節までを考え、治療を進めていきます。
当院(東京渋谷区代官山T-SITE内の歯を残すことを追求した精密歯周病治療専門)は、顎関節治療において「m-HBP」と呼ばれる特殊なマウスピースを使用しています。噛み合わせまでを考えた治療により、患者さまに食事や会話などの違和感、口腔内の病気の再発リスクを最小限に抑えます。
5.インプラントと歯周病との関係性を理解した上での治療
当院(東京渋谷区代官山T-SITE内の歯を残すことを追求した精密歯周病治療専門)の院長は、目黒区唯一の歯周病専門の歯科医であり、厚生労働省にも認定を受けています。
歯周病により失われた歯周組織の再生や、失った歯に行えるインプラント、歯周形成外科手術など、精度の高い治療を受けることができます。
日本以外の歯科先進国では、主に歯周病専門の歯科医がインプラントの治療を行っています。インプラントと歯周病の治療は、歯周組織と大きな関連性があり、インプラントを長持ちさせるためには歯周病の深い知識を要するからだといえます。
6.歯列不正や噛み合わせを整える矯正治療
歯並びの悪さは、口腔内の環境維持に大きな影響を与えます。
例えば、ブラッシングの精度が下がったり、顎に大きな負担がかかったりなどの問題があります。
歯列不正を整えることでさまざまなメリットがありますが、歯周矯正治療においては、歯周病のコントロールができること、また成人矯正が可能であることが成功のカギとなります。
7.模型・仮歯・本歯にこだわった補綴治療
仮歯から、補綴設計や模型上のワックスシミュレーション、精密な印象採得が必要です。また、最終的な“本歯”にするための補綴治療も重要な治療の一環です。
補綴の精度は、歯の健康寿命を延ばすことにも大きく関わってきます。万が一、妥協したものを採用してしまうと、隙間に細菌が入り込むなど、歯周病等の再発リスクが高まります。また、密封したはずの根管治療も、最終的な補綴物の完成度が低いと根尖の再発を引き起こすことがあるため、丁寧に行っていく必要があります。
不適合な被せものは、それまでの治療を水の泡にしてしまうこともあるため、慎重さと、正確性が求められます。
8.システム化されたメンテナンスプログラム
歯の寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
虫歯、歯周病といった歯の病気の原因菌を日々除去し、再発しないように努めていくことが最も大切です。日頃からのお手入れも大切ですが、歯科医や歯科衛生士とともにメンテナンスを続けていくことで、病気の再発を予防することができます。
残存歯を増やすために予防専門フロアを併設
歯周病は決して「不治の病」なんかではなく、治療ができるものです。他の病気にも同じことがいえるように、歯周病に関しても、早期発見・早期治療がとても大切です。そのためには、歯科検診を定期的に受けることをおすすめしています。 仮に歯周病が進行してしまったとしても、「治療をしない」という選択は危険です。どんな進行具合でも、治療することで改善が可能です。
第一に、歯周病というのは予防ができる病気ですので、日々予防に努めるというのが、正しい対策です。歯周病は再発リスクの高い病気でもあるので、歯科健診等、徹底的に予防していきましょう。
既に歯周病にかかっていたとしても、予防は効果的で、再発リスクを最小限に抑えることができます。1日でも長く健やかな口腔内を維持できるように、歯周病予防について検討してみてください。
当院(東京渋谷区代官山T-SITE内の歯を残すことを追求した精密歯周病治療専門)は、予防を重視し、“予防専門ユニット”を導入しています。
予防専用フロアでは、患者さま1人1人の年齢やお口の中の状態に合わせたケアをご提案させていただきます。 患者さまが快適に予防治療を受けられる設備を取り入れていますので、是非お気軽にご相談ください。